出版社内容情報
17世紀ドイツにて幅広い分野で活躍したライプニッツの幾何学研究に焦点を当て、ライプニッツ哲学の新しい解釈と現代的意義を提示。17世紀のドイツで哲学・数学・科学など幅広い分野で活躍したライプニッツ。その業績は法典改革、モナド論、微積分法、微積分記号の考案、論理計算の創始など多岐にわたる。本書は、彼の幾何学研究に焦点を当て、ライプニッツ哲学の新しい解釈と現代的意義を提示する。
序章 哲学と数学の交差点に立つライプニッツ
第1部 幾何学的記号法の数理哲学
第1章 ライプニッツにおけるユークリッド幾何学の基礎
第2章 幾何学的記号法における対象の導入
第3章 幾何学的記号法とはどのような幾何学か?
第4章 無限小解析から幾何学的記号法へ
第5章 幾何学の哲学としての幾何学的記号法
第2部 空間とモナドロジー
第6章 実体の位置と空間の構成
?空間論と実体論はどのような関係を持つか?
第7章 モナドロジー前史
?ライプニッツはなぜモナドという概念を
必要としたのか?
第8章 モナドロジーとはどのような哲学なのか?
?世界の存在論的構造の探究としてのモナドロジー
終 章 哲学と数学の交差点の先へ
稲岡大志[イナオカヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
17世紀のドイツで哲学・数学・科学など幅広い分野で活躍したライプニッツ。その業績は法典改革、モナド論、微積分法、微積分記号の考案、論理計算の創始など多岐にわたる。本書は、彼の幾何学研究に焦点を当て、ライプニッツ哲学の新しい解釈と現代的意義を提示する。
目次
哲学と数学の交差点に立つライプニッツ
第1部 幾何学的記号法の数理哲学(ライプニッツにおけるユークリッド幾何学の基礎;幾何学的記号法における対象の導入;幾何学的記号法とはどのような幾何学か;無限小解析から幾何学的記号法へ;幾何学の哲学としての幾何学的記号法)
第2部 空間とモナドロジー(実体の位置と空間の構成―空間論と実体論はどのような関係を持つか?;モナドロジー前史―ライプニッツはなぜモナドという概念を必要としたのか?;モナドロジーとはどのような哲学なのか?―世界の存在論的構造と探究としてのモナドロジー)
哲学と数学の交差点の先へ
著者等紹介
稲岡大志[イナオカヒロユキ]
神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、神戸大学大学院人文学研究科研究員、および、神戸大学、関西大学など非常勤講師。専門はヨーロッパ初期近代の哲学、数学の哲学、ポピュラーカルチャーの哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。