内容説明
ドイツの支配から主権をとりかえすためにドゴールの組織した「自由フランス」。植民地に足場を置いたその組織は、英米とも、国内レジスタンスとも、そしてフランス国外の対独組織とも、決して良好な関係ではなかった。この組織とドゴールは、いかにしてフランスにもどり、主権を回復したのか。その足取りに迫る。
目次
第1章 自由フランスの誕生(敗戦とドゴール;ロンドンのフランス人;自由フランスの誕生)
第2章 領土の獲得(南太平洋・アフリカ;連合国との軋轢;北アフリカ上陸)
第3章 中央政府の樹立と国民の支持(植民地防衛評議会からフランス国民委員会へ;全国抵抗評議会;フランス国民解放委員会)
第4章 フランス解放と主権の回復(コルシカ解放と諮問議会の成立;フランス共和国臨時政府;パリ解放)
著者等紹介
渡辺和行[ワタナベカズユキ]
1952年生まれ。奈良女子大学研究院人文科学系教授。博士(法学)。フランス近現代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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