内容説明
ITの進歩により変貌を遂げる地域社会で、金融の役割はどうあるべきか?アメリカの実体経済を支えるメインストリートの動向をふまえて日本の地域を考察し、イノベイティブ(革新的)な社会をめざすための処方箋。
目次
社会の変革をグローカルに読み解く
第1部 これからの地域金融機関に求められるものは何か―協働・協創のエコシステムの世界で(地域社会はエコシステム化する;フィンテックは金融分野のエコシステム化だ)
第2部 地元資本が支えるアメリカ経済―「メインストリート」金融の強みに学ぶ(アメリカ金融システムの全体像;リレーションシップバンキング(地域密着型金融) ほか)
第3部 地域の疲弊を転換させる地域金融を目指して―日々の取り組みに息吹を吹き込む(地方創生の推進;地方における人口減少の核心 ほか)
日米が読み解くべきトランプ現象の先にあるもの
著者等紹介
内田聡[ウチダサトシ]
茨城大学学長特別補佐。1990年3月明治大学商学部卒業。4月大和銀行(現りそな銀行)入行。1999年3月明治大学大学院商学研究科修了・博士(商学)。2008年10月茨城大学人文学部准教授を経て同教授(2017年4月に人文社会科学部に改組)。2009年カリフォルニア大学センターサクラメント客員研究員。2014年9月より、茨城大学学長特別補佐(COC)。学生時代は世界約40か国を放浪し、その機動性を生かし、研究者としてはアメリカで約100か所のメインストリートの金融機関などを取材している。著作に『アメリカ金融システムの再構築』(昭和堂、2009年、生活経済学会奨励賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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