出版社内容情報
マルサス人口論に最も大きな影響を与えたロバート・ウォーレス。エディンバラ大学所蔵の草稿を解読し、彼の全貌に迫る本邦初の著作。
中野力[ナカノツトム]
啓明学院中学・高等学校専任教師
目次
第1章 マルサスの先駆者としてのウォーレスの経済論と人口論―海外四学位論文をめぐって
第2章 ロバート・ウォーレスの宗教論―前期ウォーレス
第3章 一七四〇年代のウォーレス―ウォーレスの経済論の萌芽
第4章 一七五〇年代前半のウォーレス―『人口論』と『従順な服従』
第5章 一七五〇年代後半のウォーレス(1)ロバート・ウォーレスと「『ダグラス』論争」―演劇とスコットランド教会
第6章 一七五〇年代後半のウォーレス(2)ロバート・ウォーレスとジョン・ブラウンの政治・経済思想
第7章 一七六〇年代のウォーレス(1)ロバート・ウォーレスの描くユートピア―人智と神慮との関連で
第8章 一七六〇年代のウォーレス(2)ロバート・ウォーレスとモーペルテュイの幸・不幸論
第9章 一七六〇年代のウォーレス(3)ロバート・ウォーレスとケイムズ卿の自由・必然論
第10章 ウォーレス、ゴドウィン、マルサスの人口論とユートピア―マルサスの先駆者としてのウォーレス
第11章 ウォーレスとマルサスの人口論―ヘイズリットのマルサス批判を中心に
著者等紹介
中野力[ナカノツトム]
1977年兵庫県生まれ。2000年関西学院大学経済学部卒業(学士(経済学))。2002年関西学院大学大学院経済学研究科博士課程前期課程修了(修士(経済学))。2005年関西学院大学大学院経済学研究科博士課程後期課程単位取得退学。2012年博士(経済学(関西学院大学より授与))。関西学院大学経済学研究科研究科研究員(2014年3月まで)、大阪経済大学非常勤講師(「経済学史」担当、2010年3月まで)、関西学院大学非常勤講師(「英語経済書購読」担当、2013年9月まで)を経て、現在、啓明学院中学・高等学校専任教師(「社会科」担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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