目次
第1章 すべては建築である(「もの」ではなく「こと」;なぜ建築を選んだのか ほか)
第2章 建築は凍れる音楽である―建築論の世界(イデア;霊と魂 ほか)
第3章 建築家なしの世界―原初の建築(都市に寄生せよ―セルフビルドの世界;ヴァナキュラ―建築の世界 ほか)
第4章 建物は壊してはならない―歴史のなかの建築(大報恩寺本道;本堂の形態 ほか)
第5章 さまざまな構造形式―構造設計の夢(工学としての建築;構造設計とは ほか)
第6章 模型を通じて力学原理を学ぶ(模型を作ってみよう;線材の力学 ほか)
第7章 建築と環境―環境制御装置としての建築(気候風土と建築の地域性;ヴァナキュラ―建築と環境制御 ほか)
第8章 文化財の保存修復と活用(文化財とはどんなもの?;文化財建物の修復 ほか)
第9章 作品としての都市―都市組織と建築(生きている作品;都市という言葉 ほか)
第10章 建築生産の話(建築生産とは?;建築プロジェクトの特徴 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アニリン塩酸塩
3
1、2章:面白い。建築とは何かを感覚に説明している。すべての人は建築家。建築と音楽は環境作成という意味で似ている。3章:面白い。建築学の歴史。都市に寄生する。4章:いまいち。建築物の改修から見えるもの。論文ならこれでいいが細かすぎ。5、6章:とても面白い。構造設計の基礎。身の回りのモノがどのように設計されているかが見えてくる。7章:とても面白い。建築はいかに外環境を調整して内環境を作るか。8章:普通。文化財の補修について。9章:普通。都市計画とは何か。結論無し。10章:普通。建築プロジェクトと関わる人。2015/08/06
ユウマ
1
安藤忠雄さんの講演会以来、建築に興味を持つようになりました。建築物は自分たちの身の周りに溢れていて、普段はあまり意識しないと思います。しかし、この本を読むと、建築と芸術や哲学との繋がりが見えてきます。建築の中でも特に構造力学に興味を持ちました。2020/02/22