内容説明
「自然を楽しむ」私たちにはその感覚が備わっている!!単に自然の危険を察知するためだけではない、現代社会の喧噪に埋もれかけたあの感覚を思い出してみよう。そこには文化が生まれる瞬間が隠されている。
目次
第1部 視覚―人の目でとらえることのできる世界/環境はどこまで広がっているのだろうか…
第2部 聴覚―耳を澄ませば、聞こえてくる音。人の感情、時間や季節の変化、目の前のことだけでなく…
第3部 触覚―頬は通り過ぎる風を知り、足の裏は川底の石にくすぐられ、つないだ手は温かい…
第4部 味覚―ある研究者が言った「食べたものは忘れない」。これほど素直に自然環境や文化を記憶に刻むもの…
第5部 嗅覚―ふとした瞬間に嗅いだにおいで、人は季節を感じ、危険を感じ取り、また胸を焦がす…
第6部 第六感―感情、記憶、カミさま…。世界は不思議なことに、そこに「存在」するものと…
著者等紹介
阿部健一[アベケンイチ]
1958年生まれ。総合地球環境学研究所教授。専門は環境人類学、相関地球研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。