出版社内容情報
日々革新され提供される科学技術の氾濫を前に何が本当に必要なのか常に決断を迫られている。そして新しい不確実性と無知に向き合うことになる。私達が良心に基づいて意思決定できるよう導くこと、それが解釈学的倫理学の目指すところ
目次
序論 倫理学におけるプラグマティズムと解釈学(具体的倫理学―決疑論と事例研究を超えて;「あれもこれも」の倫理学―ポスト現象学とプラグマティズムのあいだ)
第1章 倫理的なものの解釈学―プラグマティックな「あれもこれも」の地平における解釈技法(理解と解釈―自己を方向づける技法としての解釈学的倫理学;倫理学的解釈技法の方法論上の基本範例―「あれもこれも」のパースペクティブから ほか)
第2章 人間学的基礎―人間的‐技術的な実践‐解釈学的倫理学の解釈の基礎(個人に実現される自由、行為の状況適応、倫理的責任帰属;人間的な日常の実践―ハイデガーとウィトゲンシュタインから ほか)
第3章 テクノロジーの権力と折り合いをつける―人間の自己保存のための倫理学(テクノロジーの権力と技術のリスクとに折り合いをつけること―最少倫理と範例による方向づけのあいだで実現に根ざすこと;探究的倫理学―開放性、柔軟性、修正可能性―不安定性、価値および解釈の対立に直面して ほか)
第4章 結論―公共的討議の場での日常道徳と専門家の倫理的能力
著者等紹介
松田毅[マツダツヨシ]
1956年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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