出版社内容情報
ロシア帝国期の諸民族における民族意識の形成・発展、社会変動における彼らの役割を捉えるとともに、ロシア帝国の複合性を垣間見る。
目次
ロシア帝国支配地域の民族知識人と大学
第1部 大学と知識人(一九世紀前半ペテルブルグ大学の教授・学生中の民族集団;ヴィルノ大学とロマン主義知識人;一八三〇年代の新しいフィンランド知識人とナショナリズムの影響回路 ほか)
第2部 民族知識人と知の媒介者(ヴォルガ・ウラル地域のテュルク系ムスリム知識人と女性の啓蒙・教育;グルジア語読本とロシア語読本の共犯関係―グルジア識字普及協会の活動;一九世紀後半サンクト・ペテルブルグにおけるポーランド人の出版活動―地理書『絵のように美しいロシア』の刊行をめぐって)
第3部 帝国域内外のネットワーク(近世ルテニアの啓蒙・教育活動と宗派共同体―「正教スラヴ」ネットワークの中で;バルト・ドイツ人の「知のネットワーク」;ベストゥジェフ課程における外国人女子学生 ほか)
著者等紹介
橋本伸也[ハシモトノブヤ]
生年:1959年。所属:関西学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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