内容説明
モンスーンアジアを舞台に資源・産物・希少種・病原菌など多様なプロキシーをめぐって国際社会・国家・地域・身体・環境の間で生起した事象を“生態史”として記述。現在あらわになっている環境問題の連鎖を解き明かす。
目次
序章 「環・境・学」の地平
第1章 なわばりの学―境界とゾーニング
第2章 つながりの学―連関と循環
第3章 プロキシーから探る生態史
第4章 「環・境・学」と生態史
第5章 モンスーンアジアの生態史
終章 「環・境・学」の未来
著者等紹介
秋道智彌[アキミチトモヤ]
総合地球環境学研究所副所長・研究推進戦略センター長。1946年京都府生まれ。京都大学理学部動物学科、東京大学理学系大学院人類学修士課程・博士課程修了。国立民族学博物館助手・助教授・教授・研究部長を経て、2004年総合地球環境学研究所教授、2007年10月現職。理学博士(東京大学)。生態人類学専攻。主な調査研究地域は、日本、東南アジア・オセアニア、中国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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