情報学の展開―情報文化研究への視座

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  • サイズ A5判/ページ数 522p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784812210703
  • NDC分類 007
  • Cコード C3010

内容説明

ドイツの哲学者ライプニッツの「モナドロジー」を情報学に密接に結びつけて、新たな展開をもたらす情報の哲学的研究。

目次

第1部 生き方と文化(文化について語るための前提;個と文化)
第2部 情報の哲学―散文論を手掛かりにしたモナドロジーの再興(言語の身体化について―舞踊から散文へ;モナド化という考え方;モナドロジックな空間)
第3部 情報の表現(情報と身体;“別の可能性”と身体;連歌・連句と“場所の美学”;情報創造の連句モデル)
第4部 情報と価値(科学と価値;個人主義と価値;価値の生成・評価基準の自生;“情報創造の連句モデル”の基礎にあるものと価値評価)
第5部 情報学と文化論(文化論が主題となるとき;理性と文化;モナドロジックでポリフォニックな哲学)

著者等紹介

米山優[ヨネヤママサル]
1952年東京に生まれる。1975年一橋大学経済学部卒業。1981年東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。現在、名古屋大学大学院情報科学研究科教授、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ポカホンタス

3
情報学の基礎』の続編に当たる。前作以上に踏み込んで、ライプニッツについての米山流の解釈が示されていて、興味深い。やはり引用が膨大なので筋を追いにくいが、慣れてくれば掴みやすくなった。「モナドロジックな空間」の例として庭園が挙げられていてわかりやすかった。2022/03/05

藤秋

1
ライプニッツのモナドロジーを出発点にした個体論、言語の身体化、アトム化とモナド化などなど…面白い概念が沢山出てくることには違いないのだが、なぜ当のモナドロジーが情報概念と密接に繋がってくるのかという点については判然としない部分がある。他の著書を当たって補いながら読む必要がありそう。

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