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移民と政治―ナショナル・ポピュリズムの国際比較

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  • サイズ A5判/ページ数 281,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812210666
  • NDC分類 334.4
  • Cコード C3033

内容説明

グローバル化が進む国際環境の中で、移民排斥問題の現状と課題を分析。定住外国人問題への対応など、今後の日本の基本的な政策のあり方を考える上で、多くの価値ある示唆を与える。

目次

第1章 ナショナル・ポピュリズムとリベラル・デモクラシー―比較分析と理論研究のための視角
第2章 イギリス国民党の現代化プロジェクト―極右急進主義からナショナル・ポピュリズムへ
第3章 エルンスト・ハッセとナショナル・ポピュリズム―全ドイツ連盟からの連想を中心に
第4章 オーストリアの移民問題とナショナル・ポピュリズム―自由党の「ナショナルな」主張とその背景
第5章 ロシアのナショナル・ポピュリズム運動―人種差別問題との関連において
第6章 現代アメリカにおける移民受け入れ拡大政策とその反動―ポピュリズム、理念、選挙
第7章 タイのナショナル・ポピュリズム―その兆しについて
第8章 移民からみたナショナル・ポピュリズムと多文化主義―在英米インド系移民のイメージと適応戦略
第9章 外国人参政権を推進する「ナショナル・ポピュリズム」―盧武鉉政権下の韓国の事例から
第10章 日本におけるポピュリズムと「外国人問題」―その距離をめぐって

著者等紹介

河原祐馬[カワハラユウマ]
1960年兵庫県生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、岡山大学法学部教授

島田幸典[シマダユキノリ]
1972年山口県生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。現在、京都大学大学院法学研究科准教授

玉田芳史[タマダヨシフミ]
1958年岐阜県生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。現在、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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aya

0
日本って閉鎖的すぎ…というか日本の外国人労働者の扱いがひどすぎるにもほどがある… 外国人労働者が仕事奪っているという批判がよく言われるけど外国人労働者が着いている仕事って普通の日本人が決して就かないような職種で多くが法定違反の賃金で働いていることを鑑みると決して現在国内で外国人労働者が仕事奪っているとはいえないと思った。2013/07/09

taming_sfc

0
ナショナル・ポピュリズムの観点から、移民と政治について秀逸な論考が並ぶ。とくに、ポピュリズム/ポピュリストにとって移民が極めて「有用な」煽動効果をもたらすことを明確にし、それゆえ今日の状況が起きていることを理解させてくれる。2011年に出たとは思えない、今日的一冊。2019/10/07

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