内容説明
グローバル化が進む国際環境の中で、移民排斥問題の現状と課題を分析。定住外国人問題への対応など、今後の日本の基本的な政策のあり方を考える上で、多くの価値ある示唆を与える。
目次
第1章 ナショナル・ポピュリズムとリベラル・デモクラシー―比較分析と理論研究のための視角
第2章 イギリス国民党の現代化プロジェクト―極右急進主義からナショナル・ポピュリズムへ
第3章 エルンスト・ハッセとナショナル・ポピュリズム―全ドイツ連盟からの連想を中心に
第4章 オーストリアの移民問題とナショナル・ポピュリズム―自由党の「ナショナルな」主張とその背景
第5章 ロシアのナショナル・ポピュリズム運動―人種差別問題との関連において
第6章 現代アメリカにおける移民受け入れ拡大政策とその反動―ポピュリズム、理念、選挙
第7章 タイのナショナル・ポピュリズム―その兆しについて
第8章 移民からみたナショナル・ポピュリズムと多文化主義―在英米インド系移民のイメージと適応戦略
第9章 外国人参政権を推進する「ナショナル・ポピュリズム」―盧武鉉政権下の韓国の事例から
第10章 日本におけるポピュリズムと「外国人問題」―その距離をめぐって
著者等紹介
河原祐馬[カワハラユウマ]
1960年兵庫県生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、岡山大学法学部教授
島田幸典[シマダユキノリ]
1972年山口県生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。現在、京都大学大学院法学研究科准教授
玉田芳史[タマダヨシフミ]
1958年岐阜県生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。現在、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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