内容説明
三島の存在感の大きさは、いまだに世界中の人々を魅了し、刺激を与え続けている。“総合芸術作品”としての人間三島を、その美学、芸術、思想などから多面的にアプローチする。
目次
二十一世紀の三島―序に代えて
1 私と三島(友人三島;ロシアの作家ミシンカ ほか)
2 パネルディスカッション―三島由紀夫の芸術的遺産(三島由紀夫の作品と人生を語る)
3 三島由紀夫の国際的インパクト(テロは美か―三島由紀夫の現在;今日でもなお三島が舞台に登場するのは ほか)
4 三島由紀夫の複合文化的源泉(三島とラシーヌ;三島由紀夫の『英霊の声』―近代の能楽として ほか)
著者等紹介
日地谷=キルシュネライト,イルメラ[ヒチヤキルシュネライト,イルメラ]
1948年ドイツ生まれ。現在ベルリン自由大学教授。専門は日本近・現代文学、比較文化、翻訳論など。1992年ライプニッツ賞、1995年ドイツ連邦功労十字賞、2001年ザイボルト賞。ベルリン・ブランデンブルグ学士院会員、ヨーロッパ学士院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。