目次
文化史というアプローチ
第1部 制度と文化(宗教と文化―変化する信仰と近世イングランド;政治と文化―伝統と革新18世紀;労働と文化―「平凡な日常」とアイデンティティ ほか)
第2部 「イギリスらしさ」を読み解く(イギリス料理はなぜまずいか?;イギリス人はなぜ傘をささないのか?―絵に読むヴィクトリア朝の傘事情;なぜイギリス人はサヴォイ・オペラが好きなのか? ほか)
第3部 「悩めるイギリス」の文化的起源(総力戦という経験―第一次世界大戦と徴兵制;第一次世界大戦と「無名兵士」追悼のかたち;帝国の逆襲―ともに生きるために ほか)
揺らぐアイデンティティ―「イギリス人」のゆくえ
著者等紹介
井野瀬久美惠[イノセクミエ]
1958年愛知県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。甲南大学文学部教授。専攻はイギリス近代史、大英帝国史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たぬき
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近代とは、食にこだわらないことである 最初に近代化 そして、豊かさの第二段階は、食の輸入2017/07/09
M.I.
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イギリス人のアイデンティティ、及びナショナルアイデンティティを、連合王国(スコットランド、ウェールズ、アイルランド、イングランド)の関係性や文化を通じて様々な観点(なぜ料理がまずいか、なぜ傘をささないのか、等)から考察している。2015/11/27
遊雁
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第2部では一般的に「イギリスらしさ」と言われる事柄(ex.料理がまずい、傘をささない、etc.)について、生活や社会の変化等と絡めながら論じているので、専門的に学習するつもりがなくても気軽に読め、楽しむことができました。2013/02/01
青きち
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10年前、通っていた大学のテストでグローバル化する世界の中で共生していくにはどうしたらいいか、という問題が出ました。その時は適当に答案を書いて単位をもらってしまったけれど、ずっと頭の隅に引っかかっていた問いです。その答えのヒントを、この本を読了し、得たように思います。イギリス文化の入門にと手に取った本でしたが、普遍的なことに繋がっていたように思います。読めて良かった。勿論固有な部分もですが!執筆者の方々は、それぞれあのロンドン五輪の開会式で何を思ったんだろうなぁ。2012/10/28
sa-yan
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先生オススメの入門書。ブリテンの特徴とされる文化がそれぞれの分野別にまとめられているので、基礎知識を身につけられる。宗教において主に使用。2011/06/03
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