J.A.ホブスン 人間福祉の経済学―ニュー・リベラリズムの展開

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  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812210024
  • NDC分類 331.233
  • Cコード C3033

内容説明

経済理論を「人間福祉をめざす不均衡動学の一種」と捉え、「普通の人の平等」を求めた新自由主義の人間経済学を、同時代の社会改革思想と対比し、その特徴を浮き彫りにする。

目次

第1部 「人間福祉の経済学」の形成(不均衡経済構造認識の起源―『産業の生理学』の新自由主義;貧困観の旋回―機械と貧困;「機械生産」と社会的余剰;ラスキン論;「社会経済学」としての人間福祉の経済学―『社会問題』(1901)における有機的社会と進化
国際貿易政策と帝国主義―新自由主義の自由貿易論
政策論としての「帝国主義論」―P.ケイン、P.クラーク論争に寄せて
ジャーナリズムと「異端の経済学者」)
第2部 新自由主義の思想形成と政策展開(急進主義の伝統と国家―ジョレミー・ベンサム、J.S.ミル、ウォルター・バジョット;世紀末の自由主義経済学における国家―ヘンリー・シジウィック、アルフレッド・マーシャル・COS;社会進化論の展開―ダーウィン、スペンサー、T.H.ハクスリー、W.H.マロック、J.A.ホブスン;フェビアン協会と集産主義―ウィリアム・クラークとシドニー・ウエッブ;世紀末における新自由主義の形成;ホブハウスの新自由主義―道徳的機会国家の展開;1920年代における「人間福祉の経済学」と経済学批判;「人間福祉の経済学」の展開;ケインズは新自由主義者か―二つの新自由主義;2000年におけるホブスン研究の地平―経済思想史研究の視点からみた「ジェントルマン資本主義」論争)

著者等紹介

姫野順一[ヒメノジュンイチ]
1947年生まれ。九州大学大学院経済学研究科博士課程後期単位取得退学。九州大学経済学部助手、長崎大学教養部講師・助教授などを経て、長崎大学環境科学部教授。ケンブリッジ大学クレアーホール終身メンバー。専門は経済思想史、環境経済学、知性史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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