近代日本外交とアジア太平洋秩序

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  • サイズ A5判/ページ数 237,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812209110
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C3031

内容説明

「外交の民主化」は、戦争をもたらしたのか!?近代日本は、欧米に準拠した文明国標準に沿った国際協議主義外交を展開した。西洋列強国との利害が対立し、国内で西洋崇拝論、アジア連帯論が複雑に交錯する局面で、日本政府はいかに舵取りしたのか。グローバル化がさらに進展するいまこそ、学ぶべき歴史がここにある。「社会外交史」による近代日本外交の再検証。

目次

文明国標準の帝国日本
第1部 原型―大勢順応路線の形成(田口卯吉の現実外交路線;秩序なき社会の平和)
第2部 展開―太平洋秩序をめぐる攻防(海洋帝国日本の南進;南洋群島委任統治政策の形成;過剰統治と「文明の使命」;交錯する日米豪関係)
第3部 崩壊の予兆―ナショナリズムに揺れる文明国標準(大国による中国管理論;国際金融家と中国管理;国際協調主義外交の限界)
かのように

著者等紹介

酒井一臣[サカイカズオミ]
1973年岡山県生まれ。2002年大阪大学大学院文学研究科文化形態論博士後期課程修了博士(文学)(大阪大学)。現在、大阪大学大学院文学研究科招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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