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出版社内容情報
色とりどりにきらめくインド西部の刺繍――一人の手工芸支援者が作り上げた貴重なコレクションのエッセンスを紹介する。
内容説明
すきまなく縫いこまれた刺繍の一針一針には、濃密な暮らしの時間が流れ、人びとの生きる自然や社会が描き出されている。一人の手工芸支援者が自らの足で収集したコレクション、珠玉のエッセンス。暮らしの時間が織りなす美しさ。
目次
1 豊かな手仕事のふるさと―インド西部とバシン・コレクション
2 交流する多様な文化伝統
3 暮らしと技法からみる刺繍布
4 刺繍の作り手たち
5 文様にこめられた願い
6 刺繍布がかたる暮らしの変化
7 インド手工芸開発の歴史―手仕事の担い手を支えた人々
8 女性職人への支援
9 インド手工芸の支え手、バシン氏と彼のコレクション
10 バシン氏と職人の関わり―手工芸を発見する旅の過程で
11 バシン氏の仕事を振り返って
著者等紹介
三尾稔[ミオミノル]
1962年長野県生まれ。2003年より国立民族学博物館准教授。専攻はインドの社会人類学。ラージャスターン州、グジャラート州を調査地とし、宗教を軸に、多様な文化伝統の交流や現代の消費社会化による文化変容を主たる関心とする
金谷美和[カネタニミワ]
1969年奈良生まれ。日本学術振興会特別研究員。京都大学文学部にて美術史学、京都大学人間・環境学研究科にて文化人類学を専攻。博士(人間・環境学)。インド西部カッチ地方において、染色を生業とする職能集団カトリーと染織品の調査を行っている
中谷純江[ナカタニスミエ]
1967年生まれ。大阪大学外国語学部講師。専門は南アジアの社会人類学、ラージャスターン州の農村で1992年より継続して調査を行う。近代化による人々の暮らしの変化を明らかにした「ラージャスターン農村の民族誌」で2008年に金沢大学より論文博士(学術)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。