出版社内容情報
教育法規・行政を整理した入門書。本書購入者だけがアクセスできるホームページには、日々変化する教育法規・答申などが満載。
内容説明
西洋音楽・民族音楽・民俗舞踊・サウンドアート・音響人類学…身体的経験としての音楽という一貫した視点でまとめた、これまでにない、音楽の本質的理解に迫る意欲的な論集。
目次
序 音楽する身体の快楽
音楽の現象学―演奏の審級
ロマの楽師に成る―エネスクにおけるヴァイオリンを弾く身体
「自動化された指」という悪夢―指矯正機器の系譜とそのイデオロギー
電子楽器の身体性―テクノ・ミュージックと身体の布置
繋ぐ耳のための試論
「言葉」による動きの分節―山伏神楽の口唱歌にみる身体的記憶の形成と喚起
身体の響き、音の呼応、魂の共振―息声とナイヤビンギの「アイリー」な「リディム」
南インド古典音楽におけるリズム的身体
音響認識論と「音響的身体」―ボサビの声と身体性
著者等紹介
山田陽一[ヤマダヨウイチ]
京都市立芸術大学音楽学部教授。専門は民族音楽学・音響人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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1959のコールマン
15
☆4。山田陽一編、と表紙には書いてあるが、「自然の音・文化の音」と比べると、各著者が主題に対して各自が独自に解釈して書いているため、それぞれの論考はレベルが高く、示唆に富む内容にもかかわらず、統一性に欠け、全体としてバラバラな印象を受ける。なお、各論考で特に興味深かったのは、山田陽一氏の「音楽する身体の快楽」、岡田暁生氏「『自動化された指』という悪夢」、増田聡氏「電子楽器の身体性」といったところ。特に山田陽一氏の論考は「響きあう身体」、についてのラフスケッチになっている。2019/06/14
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