田辺哲学と京都学派―認識と生

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  • サイズ A5判/ページ数 196,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812208281
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C3010

出版社内容情報

西田幾多郎から田辺元、西谷啓治へと深化を遂げた「絶対無の哲学」。田辺哲学を軸に、京都学派の新たな解釈を展開する。

内容説明

西田幾多郎から田辺元、西谷啓治へと深化を遂げた京都学派の「絶対無の哲学」。田辺哲学を支点として、「認識と生」というキーワードから「感覚」「イメージ」の問題へと到達する新たな解釈を展開する。

目次

序 「認識と生」をめぐる西洋思想の動向
第1章 総論・田辺哲学
第2章 行為的自覚としての田辺哲学
第3章 「種の論理」の哲学
第4章 最後の田辺哲学―『マラルメ覚書』における知の命運
第5章 「行為的直観」論―後期西田哲学の一考察
第6章 西谷宗教哲学における感覚とイメージ

著者等紹介

細谷昌志[ホソヤマサシ]
1943年長野県に生れる。1973年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。専攻、宗教哲学。大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

7
「西谷啓治はニヒリズムの克服をめざして、大乗仏教の伝統に根ざした「空」の立場にたったが、最晩年の論文「空と即」はその思索の一つの到達点をしめしている。そこでの論点は「有の透明化」と「空のイメージ化」の問題であるが、それらは端的に「情意のうちの空」の事柄として実存的にとらえられ、最終的に「根源的構想力」の問題につらぬくことになる…西谷は1949年に『ニヒリズム』を上辞したが、ニヒリズムと空の関係が主題的に考察されているのは『宗教とは何か』である。とりわけ最後の「空と時」と「空と歴史」の二章は…興味深い」2018/04/03

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