出版社内容情報
歴史学と文学(=虚構)という合わせ鏡によって、映し出される世界(ヨーロッパ文化)を分析し、国際文化学の新地平を切り開く。
目次
序章 合わせ鏡のなかに「世界」をうつす新しい学
第1幕 虚構の巻(オクシデンタリズムのなかの日没の記憶―スフィンクス第四の問いが東西文化に告げていること;フランス世紀末文化の交差点―ジュディット・ゴーチェの異文化受容;『オセロー』における衝突/対話の関係学―異人種・異文化・ジェンダー;現代アメリカ文学における国際文化学的視座―ウォーカー『カラー・パープル』とシルコウ『砂丘の庭』)
第2幕 歴史の巻(芸術のジャンルにみられる国際化の一側面―図書の分類法とトマス・マンローの芸術論をめぐって;モダニティ拡大のなかの「個」意識の芽生えと職業・「家事」の発見―ワイマル・ドイツの若い女性のチャンスとリスク;声なき声は聴かれうるか―クルマ社会と自然環境問題(1)
立ち止まり、向き合い、明け渡す―クルマ社会と自然環境問題(2))
著者等紹介
木原誠[キハラマコト]
1961年生。所属:佐賀大学文化教育学部助教授(国際文化課程)
相野毅[アイノツヨシ]
1955年生。所属:佐賀大学文化教育学部教授(国際文化課程)
吉岡剛彦[ヨシオカタケヒコ]
1972年生。所属:佐賀大学文化教育学部助教授(国際文化課程)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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