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法における人間・人間における倫理

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  • サイズ A5判/ページ数 310,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812207048
  • NDC分類 321.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

法社会学の訴訟利用回避行動論の混乱状況を整理することから出発し、和辻倫理学・福沢交際学の現代的意義を検討し、法人間学の重要性を指摘。  

内容説明

法人間学の新たな挑戦が開始される。福沢諭吉の交際学と和辻哲郎の倫理学が相剋するところ。交通事故紛争と公害紛争が交差するところ。民法学から労働法学、そして法社会学へ、さらに伸びゆくところ。その地点から、「法とは人間にとって何である(べきな)のか」を問う。

目次

第1部 法行動対立―訴訟利用回避行動論をめぐる迷宮(川島武宜の法意識説と比較法文化論;浜口恵俊の間人主義説と関係的契約論;佐々木吉男の機能不全説と訴訟イデオロギー論;J・M.ラムザイヤーの予測可能性説と日本型「司法積極主義」論;小括―行動対立から思想対立と原理対立へ)
第2部 倫理思想対立―「多事争論」のリベラリズムと「仲ヨシ」のコミュニタリアニズム(イエ共同体批判からイエ型企業体擁護へ;イエ型企業体擁護から会社共同体批判へ;間柄と間柄のあいだ―福沢諭吉と和辻哲郎(1)
気風と風土のあいだ―福沢諭吉と和辻哲郎(2)
市民的公共性と人倫的公共性のあいだ―福沢諭吉と和辻哲郎
利益対立・価値対立・実存対立)
第3部 法原理対立―近代市民法原理と現代社会法原理(法的人間像の変遷;交通事故紛争と公害紛争;労働法学・法社会学・法人間学―実存的価値対立という訴訟利用回避行動)

著者等紹介

小畑清剛[オバタセイゴウ]
1956年京都市生まれ。1974年京都大学理学部入学(後に法学部へ移る)。1980年京都大学法学部卒業。姫路獨協大学法学部教授(京都大学法学博士)。基礎法学(法哲学・法社会学・法人間学)専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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