内容説明
いま、なぜコンヴァンシオンなのか?コンヴァンシオン理論の流れを跡づけながら、フランスにおける新潮流の政治経済学理論の独自性を戦略的、解釈学的、ダイナミズムなど多面的なアプローチから考察する。
目次
慣行とその使用法について
第1部 理論的対象としての慣行(コンヴァンシオンの経済理論の源泉へ―価格、規則、そして表象;恣意的な根拠に基づいて相互に調整することができるか―ルイスと慣行=規約の合理性)
第2部 慣行の戦略的アプローチ(ゲーム理論の中の慣行;ゲーム理論における慣行の動態;進化ゲームにおける慣行の競合と共存)
第3部 慣行への解釈学的アプローチ(コンヴァンシオン経済学―研究プログラムの確認;解釈、および規則の慣行的基礎;コンセンサスとコンフリクトの間での慣行のダイナミズム)
あとがき コンヴァンシオン経済学に政治理論はあるか
著者等紹介
バティフリエ,フィリップ[バティフリエ,フィリップ][Batifoulier,Philippe]
パリ第10大学ナンテール校助教授
海老塚明[エビズカアキラ]
1953年東京生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得退学。大阪市立大学大学院経済学研究科教授。専攻は経済理論
須田文明[スダフミアキ]
1960年群馬県生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程中退。農林水産省農林水産政策研究所主任研究官。専攻は社会経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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