世界のなかの日本の哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 263,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812205167
  • NDC分類 121.04
  • Cコード C3010

内容説明

ハイジック氏は「京都学派の思想家が放つ魅力の一つは、まさに日本の文化で育ったものとして世界の哲学フォーラムに立ち入るという挑戦に取り組んだことである」と述べています。そのような取り組みの歴史と意義について考察すること、そしてそのような試みに対して向けられた批判について考えること、さらには、異なった思想伝統のあいだでいかにして創造的な対話が可能になるのかという原理的な問いをめぐって考察をおこなうこと、そのようなことをこの論文集で実現できればと考えました。そのために本書では、そうした観点から書かれたいくつかの既発表の論文と、いま述べたような問題関心のもとに新しく執筆された論文とを組み合わせて編集しました。

目次

1 日本の哲学の場所(日本の哲学の場所―欧米からみた;日本の近代化における哲学について ほか)
2 対話と創造(対話と創造―東アジアの中の日本哲学;中国の哲学と日本の哲学との対話 ほか)
3 戦争と政治(東西を越えて―アメリカにおける西田の政治哲学の「位置づけ」をめぐって;京都学派と「ファシズム」のレッテル―現代アメリカにおける過度な「政治的な正しさ」の問題 ほか)
4 空をめぐって(神の死から意志の大死へ―ポスト・ニーチェの哲学者としての西谷啓治;自己を空ずる神と動的な空 ほか)

著者等紹介

藤田正勝[フジタマサカツ]
1949年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授

デービス,ブレット[デービス,ブレット][Davis,Bret]
1967年生まれ。ロヨラ大学(アメリカ・メリーランド州)助教授
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