内容説明
“種の絶滅”という自然の危機がこのまま進むと私たち人間はどうなるのか?人間にしのびよる見えない危機。
目次
第1章 生物多様性とはなんだろう?(生物多様性問題とは?;生物多様性は減っているのか? ほか)
第2章 「雑食動物」人間(人間にとって生物多様性は?;何から栄養をとるか? ほか)
第3章 遺伝子からみた多様性と人間の特徴(遺伝的多様性;遺伝的多様性からみた人間の特性 ほか)
第4章 文化の多様性は必要か?(なぜ多様な文化があるのか?;さまざまな解釈 ほか)
第5章 生活のなかの生物多様性(食の生物多様性;人体とその周辺に起きていること ほか)
著者等紹介
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所所長。専門は動物行動学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
24
中学校図書室の蔵書。科学的な文章の読解学習に使うために読んでみた。人間はきれい好きになりすぎて、感覚や抵抗力が弱くなってきたという趣旨の文章が面白かった。滅菌や消臭は自然界に反する?2019/01/31
はるまき
1
生物多様性はなぜ大切なのか、食物の観点からだけで言うとヒトは多様性がないと生きていけない方向に進化しているのだということ、確かにそうだなと納得。結局でも生き物は微妙なバランスで成り立っているから、少ない種類のもの食べていても一緒なんだろうけど。2015/05/25
ちょのさん。
1
タイトルの疑問を解消するために読んだ。ふしぎなことに、最初に読んだときには、その解が見当たらなかったのだけれども、生物多様性に関してほかにもいろいろと勉強した後で読み返したら納得できた。雑食動物として特化された人間という視点は、斬新だった。ほかにもさまざまな切り口で生物多様性のことが解説されており、視野の広がる一冊である。2010/06/01
富良野くまりん
0
生物多様性の入門書的な感じ。章ごとに各専門家が自分の専門の立場から生物多様性を論じていて分かりやすい。2009/12/03
アクアミネラリ
0
生物多様性について色んな視点から書かれている本だった気がする。