ドイツ手工業の構造転換―「古き手工業」から三月前期へ

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  • サイズ A5判/ページ数 271,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812201022
  • NDC分類 335.202
  • Cコード C3022

内容説明

本書のもとになった最初の論文「一八四八年革命期の手工業者運動」(本書の第六章に姿を変えている)を発表したのは一九八七年のことであるから、本書の出発はすでに過去に属していることになろうか。事実この十数年の間にヨーロッパの政治状況は大きく様変わりし、それにともなってヨーロッパ史にかかわる者もそれぞれそれなりに自らが拠って立つ歴史像の転換や修正を迫られた。本書はこの時期にドイツの手工業について書いた論文六編をもとに成り立っている。

目次

第1章 都市自治と手工業―ケルン、アウクスブルク、ニュルンベルク
第2章 帝国都市ニュルンベルクにおけるパン供給と製パン手工業
第3章 「古き手工業」における手工業親方の出自
第4章 ドイツ手工業者の子供時代
第5章 一九世紀前半のバイエルン王国における営業制度
第6章 一八四八年革命期の手工業者運動

著者等紹介

谷口健治[タニグチケンジ]
1947年京都市生まれ。’76年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、滋賀大学教授。主要著書・訳書に「規範としての文化 文化統合の近代史」(共著、’90年)、「ハノーファー 近世都市の文化誌」(’95年)、「ニュー・ヒストリーの現在」(共訳、’96年)
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