内容説明
初期詩篇から全既刊詩集、さらに詩集と同時期の未刊詩篇を著者自らが精選収録した、高良留美子の新たなる全貌が出現。全ての詩集・詩篇を、自ら全面的に再編集し、さらに改訂・改稿を施した定本全詩集。高良留美子が遺し、未来へと伝えたかった全ての言葉と思いが、ここに集結した!
目次
詩篇(初期詩篇(一九五二~五六年)
『生徒と鳥』(一九五八年)
『生徒と鳥』と同時代~以後
『場所』(一九六二年)
『場所』以後
『見えない地面の上で』(一九七〇年)
『見えない地面の上で』前後
『恋人たち』(一九七三年)
『恋人たち』以後
『しらかしの森』(一九八一年)
『しらかしの森』以後)
詩論・自伝・評論(言葉ともの 詩の言葉について(抄)
自然から仮説へ―わたしの詩・わたしの時代
失われたことばを求めて(抄)
「存在」と文学―ドストエフスキーの“虐げられる子供”と大審問官(抄)
廃墟のなかから自作を語る―詩「目覚め」について
小説 火柱(抄)
「妻として母として」―内側から見た高良とみ(抄))