内容説明
「詩を学ぶ」とはどういうことか…。「詩と思想」誌に連載された近代詩人等の解読や考察など、詩作のヒントに溢れた十章に、新たに序章と終章が加えられた。著者自身の体験と思索を中心に、生きてであうもの全てが「詩」であるという想いが込められた「詩学入門」の書、それはまた実践的で馴染み易い「詩作入門」の試みの書でもある!
目次
序章 詩、詩人、詩を書くという行為
第1章 リルケと詩の主体など
第2章 島崎藤村の現代と歌謡
第3章 立原道造と詩の文体
第4章 石原吉郎の難解な詩とは
第5章 金子みすゞの癒しと愛しさと
第6章 萩原朔太郎と詩作の深淵
第7章 三好達治と言葉の工芸品
第8章 エリュアールの翻訳とシュール
第9章 伊東静雄と花筐の抒情
第10章 ウンガレッティと詩人の年譜
終章 科学と詩的真実
著者等紹介
花潜幸[ハナムグリユキ]
1950年東京大塚生まれ。「馬車」「Rurikarakusa」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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