内容説明
昭和初年代から10年代、激動の時代の満洲で、若き詩人たちはどのような夢や憧れ、思想をもって活動していたのか。著者の父でもある詩人坂井艶司の足跡をたどりながら、戦時色の深まってゆく時代の中の、若者たちの詩魂を多角的に鮮やかに描ききった渾身の評伝。
目次
大連時代
「〓人形」のころ
「〓人形」大連支部
廿地満の死
“図書館”をめぐって
宮添正博と深町敏雄
「作文」時代
横田文子との出会い
詩誌「二〇三高地」
“前詩”習作期について〔ほか〕
著者等紹介
坂井信夫[サカイノブオ]
1941年11月生まれ。1991年詩集『冥府の蛇』(土曜美術社出版販売)小熊秀雄賞受賞。現在、横浜詩人会、日本キリスト者詩人会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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