内容説明
自らが生まれて育った場所であり、そして母の最期を看取りに戻った場所でもある吉祥寺、思い出と家族の顔が交差する感動の「吉祥寺物語」、そして孫への讃歌。さらには演劇への情熱。アイルランドの詩人たちのそれぞれの家族事情まで、複数の視点から「家族」を考察した稀有の労作ここに誕生!
目次
1 家族の肖像―吉祥寺物語(なつかしい吉祥寺;星の店 ほか)
2 おばあちゃんから孫へ(はじめての夜に;孫の一歳祝い ほか)
3 状況劇と劇評(つかこうへい『熱海殺人事件』をめぐって;佐藤信脚本、エドワード・ボンド原作戯曲『男たちの中で』 ほか)
4 海外詩の中の家族(父の力・土地の力;シェイマス・ヒーニーの詩と抵抗 ほか)
著者等紹介
水崎野里子[ミズサキノリコ]
1949年12月3日、東京に生まれる。詩集、歌集などの著書多数。賞歴:第24回世界詩人会議カリフォルニア大会・優秀詩人賞、マイケル・マドフスダン金賞(インド・コルカタ)、日中韓平和文化功労賞(BESETO・日中韓三都市市長会議)。所属:日本詩人クラブ、日本現代詩人会、日本文藝家協会、日本ペンクラブ、千葉県詩人クラブ、United Poets Laureate International副会長。日英バイリンガル詩誌「パンドラ」主宰。日本イェイツ協会、日本アイルランド協会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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