内容説明
これはドラマ論ではありません。映画論でもありません。詩論でも、文芸評論でも、もちろんありません。どこから読んでも、「愛敬浩一」がいっぱい詰った、クロスオーバーな世界の書物です。「根っからの批評家」とは、こういう存在なのですから。…なるほどなあ。
目次
序詩 私のブルース
1 毎日、テレビを見る。(“つかこうへい以後”と“ゲシュタルト崩壊”―二つの恋愛TVドラマ;「うそ、やん」と言う高岡早紀―ドラマ『平成細雪』;日常へ―山崎努版のドラマ『雲霧仁左衛門』;ドラマ『この世界の片隅に』を見て、小田実論へ向かう;稲森いずみと山口紗耶香の涙―ドラマ『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐』)
2 時々、映画へ行く。(日本映画;外国映画)
3 たまに、詩を読む。(私の知っている、いくつかの詩;書評一束)
著者等紹介
愛敬浩一[アイキョウコウイチ]
1952年群馬県生まれ。和光大学卒業後、同大学専攻科修了。日出学園高等学校(千葉県)教諭、高崎商科大学附属高等学校(群馬県)教諭、日本私学研究所客員研究員(兼任)等を経て、現在、群馬大学非常勤講師。他に、群馬詩人クラブ幹事、第16回国民文化祭群馬大会現代詩部門予備審査委員、「詩の街 前橋若い芽のポエム」推薦委員(前橋教育委員会主催)、前橋文学館賞選考委員、群馬県高等学校文化連盟文芸専門部幹事、「暮鳥・文明まつり」詩の選考委員、群馬県文学賞(評論・随筆部門)選考委員、H氏賞選考委員等を歴任。2002年には、『詩を噛む』(詩学社)にて群馬県文学賞(評論部門)受賞。専門は中世歌謡(閑吟集)と近・現代詩、文章表現。日本現代詩人会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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