感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumicomachi
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1934年生、仙台市出身秋田市在住の著者による2018年刊行の最新詩集。花、鳥、空、風、山、海、、、出羽は羽後、秋田の季節の中にあって文明を深く思考する言葉はしかし平易で簡潔であり、読者の心を伸びやかに豊かにしてくれる。Ⅳ 日本最後の空襲 土崎 は読むのが辛かったが佐々木久春のライフワークの一つである土崎空襲の語り部という一面を確かに重く受けとめさせられる。タイトルは音楽用語ペルペトゥム・モビレで曲の初めから終わりまでが繰り返される旋律のことという。解説・中村不二夫、題字・長沼雅彦。2019/05/10