内容説明
1972年10月、詩人たちは出資金を集め、自らの手で編集発行する商業誌を創刊した。そのボランティア精神を引き継ぎ46年、本年もまた、400名の詩人たちがここに結集した。特定の詩的傾向、思想信条に偏らない編集姿勢は、創刊号からずっと変わっていない。本アンソロジーには世代を超越した詩人たちの良心が詰まっている。
目次
西川保市―『年寄りの三K』考
比留間一成―「もどって来て」
荒木忠男―ある日一樹は
佐藤鶴麿―『アメリカ合衆国』とは何か?
太田奈江―消えた未来
大貫喜也―男冥利に尽きたよ
郡山直―戦中派の主張
竹下義雄―喫茶店
大森哲郎―あなたのお土産
戸井みちお―あえなくも〔ほか〕