目次
１（間に合う？；運ばれて；それだけで；どこにいるの；六月十五日の記憶 ほか）
２（猫か耳をそばだてるとき；ろうそくの方程式；食卓；夜明けに；写真 ほか）
著者等紹介
青山晴江［アオヤマハルエ］
１９５２年東京生まれ。１９８０年、日本文学学校・菅原克己の詩の組会に参加。所属詩誌「Ｐ」「詩区かつしか」「つむぐ」「いのちの篭」（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Rieko Ito
2
やさしい言葉（優しい、易しい）で書かれた詩ばかりだが、心に深く突き刺さる。２０１６年の刊で原発事故について書かれたものが多いが、内容は普遍的である。「もはや昨日のようには／明日を生きられない／――それでも／今日を暮らす」という言葉に端的に表れているように、日々の暮らしを紡ぎながら、社会とかかわり、人間を見つめてきた詩人の姿がある。2020/06/24
