内容説明
格差社会の中で、言葉の歪曲と空洞化が進んでいる。歴史の転換点となる時代だからこそ、沈黙してはいられない。記録と記憶を未来へと継承し、詩を書くことの意味を問う一大アンソロジー!月刊詩誌「詩と思想」に拠る全国の詩人たちの精選作品集。世代と地域の枠を超えて、現代日本を代表する最新作447篇を収録。
目次
歩く金魚(伊藤桂一)
ええ人(西川保市)
母に(比留間一成)
ポリネシア人の宇宙(佐藤鶴麿)
病室の窓(太田奈江)
花木に囲まれて居たい(大貫喜也)
母の手のぬくもり(中村泰三)
戦中派の言い分(郡山直)
アンダーライン(竹下義雄)
今を歩く(田中作子)〔ほか〕