目次
１（アルカトラズ的病棟屋上から見た街；十字架と柘榴；大根；光）
２（星の見えない宇宙の真ん中；螺旋は旋回しながら回旋する；昼の月の浮かぶ坂道の影；振り子；水脈；誤答；砂時計）
３（宙の塵；おはぎ；戒告；向日葵と水色の風；あなたが風に吹かれて立っている時；懴悔；墓石と呪縛；橋を渡る；ＮＡＴＵＲＥ）
４（犬の雲；蛇女；春には独りで桜吹雪に抱かれる）
著者等紹介
藍川外内美［アイカワトナミ］
１９６７年１０月２８日生まれ。東京都立川市出身。日本詩人クラブ会員、潮流詩派ＥＲＡ同人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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タロウ
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全体的に分かりやすかった。無常を見つめている所に好感が持てた。詩とはこういう風にして書けばいいのかということを教えてもらった。「共に生きることは叶わなくとも、共に生きた時を杖にして、祈るように 峠を越える」「少しずつ欠ける歯は 人生の砂時計みたいだ」辺りの表現がよかった。離婚を前にして、旦那がパンツを履き替える姿をもう見ることはないのかというのは実感がこもっていた。孤独な人生を、乳癌の宣告、離婚を通して実感したのだろう。死は確実に迫ってくる中、どうして生きていけばよいのかに悩んでいる姿がよく表されている。2022/07/17
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