内容説明
人間の作ったものはすべて壊れてしまった。けれども闇にたたずむことで、初めて見えてくる光がある。孤独と絶望の中でこそ、風景はひとつの思想になる。いのちのいろ「青」を探求し続ける詩人の新境地をひらく、世界の再生の祈りをこめた23の詩篇。
目次
1(鳥よ;瑠璃浄海;海よ あなたは;野生;家族;青山白雲)
2(花咲く前の;青を探して;青を着る;夏の色;湯気;甕覗き;まんまるに)
3(いろはにほへど…;花生み;出発;樹の道;癈根)
4(屋久島再訪;ディーバ;見上げる空は;もう一度)
著者等紹介
下村和子[シモムラカズコ]
兵庫県西宮市生まれ、西宮市・滋賀県野洲町で育つ。日本文藝家協会、日本現代詩人会、日本ペンクラブ、日本詩人クラブ、関西詩人協会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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