目次
初期詩集より
形象詩集より
時祷詩集より
新詩集・新詩集別巻より
ドゥイノの悲歌より
オルフォイスによせるソネットより
後期の詩集より
書簡より
詩人論・解説
著者等紹介
リルケ,ライナー・マリア[リルケ,ライナーマリア][Rilke,Rainer Maria]
1875年プラハに生まれる。1894年(十九歳)初めての詩集『いのちとうた』を出版する。以後、様々な芸術家と親交を深めつつ創作を続ける。1926年(五十一歳)白血病にて死去
神品芳夫[コウシナヨシオ]
1931年、東京生まれ。1954年東京大学独文科卒。東京大学教授、明治大学教授を経て現在フリー。著書に『リルケ研究』『詩と自然』編著『自然詩の系譜』(日本詩人クラブ詩界賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星野
6
これは素晴らしい!リルケは初読ですが、もっと味わってみたいと思いました。一体どんな思考回路を・・・というか、きっともう思考とか空想の域を超えた、感覚の域でものを捉えようとしたのだろう。図書館でたまたま手にとったものだけど、これ購入したいなぁ〜2010/06/14
Y.Yokota
4
リルケを最初に読む人が困るのは、"初期詩集","形象詩集","時祷詩集"というどこから読めばいいか分からない名前でしょうか。代表作に"ドゥイノの悲歌","オルフォイスへのソネット"など惹かれる名前がありますが、試しに読んでみるには長い。散文"マルテの手記"も取っ付き難い。というわけで自然このような詩集が編まれたりするわけですが、まず書簡を読んで、この詩人に何か共感できることを見つけられたならば、これらの詩はどこからどう読んでも、きっと自分の中の隠された部分を刺激してくるだろうと思います。2021/03/18
uni
4
どうしよう、ほぼ何を言っているのかわからない。そもそも詩を原文でなく訳文で読む事に何の意義があるものかと思うのですが。「少女たちのマリアへの祈り」と「ばらの内部」だけは胸にぐっとくるものがあった。後はもう何だか詩というよりも哲学書読んでる気がしてついていけなかった。噛み砕く余地すら与えてくれない。2014/03/15
青色
2
いわゆるクラシック?なドイツ文学を初めてよんだ。けっこう好きかもしれない2017/08/21
クレイマン、
0
詩を読んでみようと思って手に取ったけど自分には難しかった。 ただカプス宛の手紙は創作に対する心構えを真摯に伝える姿勢がすごく良かった。書簡をまとめた本があるようなので読んでみたい。2024/09/15