新・現代詩人論叢書
三島由紀夫論―その詩人性と死をめぐって

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812017609
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

内容説明

三島は、少年期詩を書いていた自分を否定、そしてその後、自分は人生を知った作家になったというが、果して彼は自己の詩人性を脱皮、人生を知った作家になったのだろうか?彼の魅力はもちろんのこと、その死さえその詩人性より生じているのではないのか?この書は、三島の詩人性に着目、そして彼のひとと文学を論じた注目の書である。

目次

危機をめぐる一省察―アウシュヴィッツは終わらない
影と芸術
詩人としての三島由紀夫と抽象芸術
三島由紀夫の作家性について―初期詩篇をめぐって
三島由紀夫における「愛」のかたち―『豊饒の海』第一巻「春の雪」をめぐって
道化と仮面―太宰治と三島由紀夫
日本的テロリズムと疎外―三島由紀夫と保田與重郎
意識による、生と存在の回復の試み
知性と他国者―三島由紀夫の知性性をめぐって

著者等紹介

佐久間隆史[サクマタカシ]
1942年東京生まれ。1964年早稲田大学文学部国文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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