内容説明
破壊と狂気の二十世紀が去ろうとするとき、無垢な少年時代に戦争を体験し、その後も戦争体験を曳きずりながら内面化してきた詩人の、鎮魂と反戦・反核の願いを込めた証言詩集。そこには一貫して、混迷する現代社会を見据えてきた批評と、再生への願望が揺動している。
目次
序詩 秋霖
1 隕石(馬は視ている;隕石;朝焼け ほか)
2 山の人(岩魚;うぐいす;摩周湖 ほか)
3 歴史の闇(黒揚羽とステッキ;旗の歌へる)
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