内容説明
野いばらの茂みの陰にいたあの子は、狐だったのか。木霊、小動物、子どもとおとなの風景の中を、戦火の中へ駆られていった父が、ふいに横切っていく。深くてあたたかな成熟した世界へと突きぬけた新詩集。
目次
〓
凍り鬼
誘蛾燈
新本川
水たまり
少年
言葉
ないしょ話
二月
白鳥がやって来た〔ほか〕
野いばらの茂みの陰にいたあの子は、狐だったのか。木霊、小動物、子どもとおとなの風景の中を、戦火の中へ駆られていった父が、ふいに横切っていく。深くてあたたかな成熟した世界へと突きぬけた新詩集。
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凍り鬼
誘蛾燈
新本川
水たまり
少年
言葉
ないしょ話
二月
白鳥がやって来た〔ほか〕