激動に直面する卸売市場―農業競争力強化プログラムを受けて

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激動に直面する卸売市場―農業競争力強化プログラムを受けて

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  • サイズ A5判/ページ数 150p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784811905013
  • NDC分類 675.5
  • Cコード C3033

出版社内容情報

今の卸売市場を「市場間格差拡大の対応策卸売市場に関わり」などのテーマ論じた。卸売市場に精通している著者の蓄積の集大成。今の卸売市場を「激動の幕開けと新時代の展望長年」、「いまの卸売市場の状況分析概括」、「市場間格差拡大の対応策卸売市場に関わり」などのテーマ論じた。卸売市場に精通している著者の蓄積の集大成。

第1章 激動の幕開けと新時代の展望

第2章 いまの卸売市場の状況分析概括─進む現状と制度の乖離─

1 全国総流通量の中での卸売市場の役割の総括

2 現状と卸売市場法制度との乖離

3 卸売市場整備基本方針の迷走化

第3章 政府決定『農業競争力強化プログラム』の分析と卸売市場の対応

1 衝撃の提言

2 卸売市場側から見た農業競争力強化プログラムが出された背景

3 規制改革推進会議とはどのようなものか

4 農業競争力強化プログラムのうち、卸売市場に関わりがある『2 生産者が有利な条件で安定取引を行うことができる流通・加工の業界構造の確立』

の内容

5 農業競争力強化プログラムのうち、卸売市場に関わる内容の検討

6 「合理的理由のなくなっている規制の廃止」の具体的内容の検討

7 公設卸売市場のあり方への影響

8 委託手数料の見える化

9 出荷側の出荷行動の課題

10 整備への影響の懸念─11次方針はどうなるのか─

11 提言および農業競争力強化プログラムが出る背景としての卸売市場の「制度疲労」

12 部類ごとの影響の考察

第4章 市場間格差拡大の深刻化

1 市場間格差の分析手法

2 各種法による分析

3 自県内での自己完結などない

第5章 市場間格差拡大の対応策?─中央拠点市場制度に代わる集荷支援システム─

1 拠点市場は存在するのに、中央拠点市場制度はなぜ潰えたか

2 県域を超えた実効性ある集荷相互支援システムへの展望─核は市場単位ではなく卸売会社単位

第6章 市場間格差拡大の対応策2─広域調整・連携・連合の考え方 ─

1 県境を超えた広域の考え方のきっかけと到達点

2 広域調整・連携・連合の考え方

3 広域調整・連携・連合の考え方を踏まえた整備計画の必要性

4 広域調整・連携・連合の考え方の制度化を希望する

第7章 戦略レベルの経営戦略(展望)作成のポイント

1 筆者が取り組んだ経営戦略(展望)作成の経験から

2 地方公営企業としての公設卸売市場

3 第10次方針の経営展望方針は公設卸売市場で可能か

4 経営展望が実行されていない経営展望─理由は二つのジッコウセイの不足─

5 戦略と展望の違い

6 競争の中から道は開ける

第8章 卸売市場の多機能化と多様化─発想の拡大と転換─

1 収入源を求めて

2 多機能化のイメージ

3 多様化とは

4 多様化の概念の卸売市場

5 開設者と市場企業による多機能化の違い

第9章 公設卸売市場の将来と民設民営卸売市場

1 規制改革推進会議提言に見られる公設卸売市場への考え方

2 開設運営体制の企業化と民営化の流れ

3 公設公営制から遠ざかる開設・運営形態の多様化

4 違う視角からの卸売市場の変更手法

5 広域連合の卸売市場の場合の管理運営体制は、北海道7空港運営民営化が参考になる

6 広域調整・連携・連合の考え方が実現しなかった場合どうなるか

7 企業化・民営化した公設卸売市場は、民設民営卸売市場と同じではない

8 公設卸売市場の将来について

9 民設民営卸売市場の存在感拡大

10 民設民営卸売市場に対する支援のあり方

11 卸売市場の施設整備問題

第10章 卸売市場制度・政策のあり方の考察─新制度の考え方私論─

第11章 寸言録

?「老舗は常に新しい」

?「行ったところでブランドをつくる─伝統をつくるのは我々の働き次第である」─

?「『そこをなんとか』精神で」

?「ありません、ガチャンはだめ」

?「『素人はひっこんでろ』とは何事か」

?「『所属卸売市場への貢献度』概念で市場活性化を」

?「身の丈(たけ)にあった経営」

?「名門意識を捨てよ」

?「なかよしクラブはダメ」

?「既得権益の期限付き化でリセットを」

?「卸売市場の司令塔をどうつくるか」

?「市場間・市場外との競争は陣地戦」

?「みんなで立ち向かえば無理も引っ込む」

?「決まらないシュートは打たない」

?「昭和時代との決別」

?「こんな卸売市場もある──青森県南部町・町営の卸売市場」

参考文献

あとがき

細川允史[ホソカワマサシ]
卸売市場政策研究所代表
1943年 東京生まれ
1968年 東京大学農学部農業生物学科「園芸第一教室」卒業
1970年 東京都庁に入庁
以来、東京都中央卸売市場食肉市場業務課長、同大田市場業
務課長、労働経済局農林水産部農芸緑生課長、中央卸売市場
監理課長、東京都農業試験場長などを歴任
1993年 農学博士号取得(東京農工大学連合大学院)
1994年 日本農業市場学会賞受賞
1997年 酪農学園大学食品流通学科教授に就任
2011年 酪農学園大学勤務終了
同年  卸売市場政策研究所を設立、代表に就任。現在に至る
現在、総務省地方公営企業等経営アドバイザー、食品流通構造改善
促進機構・評議員、東京都中央卸市場業務運営協議会委員、室蘭市
公設地方卸売市場運営協議会委員、日本農業市場学会名誉会員、日
本流通学会参与

目次

激動の幕開けと新時代の展望
今の卸売市場の状況分析概括―進む現状と制度の乖離
政府決定『農業競争力強化プログラム』の分析と卸売市場の対応
市場間格差拡大の深刻化
市場間格差拡大の対応策1―中央拠点市場制度に代わる集荷支援システム
市場間格差拡大の対応策2―広域調整・連携・連合の考え方
戦略レベルの経営戦略(展望)作成のポイント
卸売市場の多機能化と多様化―発想の拡大と転換
公設卸売市場の将来と民設民営卸売市場
卸売市場制度・政策のあり方の考察―新制度の考え方私論
寸言録

著者等紹介

細川允史[ホソカワマサシ]
卸売市場政策研究所代表。1943年東京生まれ。1968年東京大学農学部農業生物学科「園芸第一教室」卒業。1970年東京都庁に入庁。以来、東京都中央卸売市場食肉市場業務課長、同大田市場業務課長、労働経済局農林水産部農芸緑生課長、中央卸売市場監理課長、東京都農業試験場長などを歴任。1993年農学博士号取得(東京農工大学連合大学院)。1994年日本農業市場学会賞受賞。1997年酪農学園大学食品流通学科教授に就任。2011年酪農学園大学勤務終了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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