目次
1 穀物価格高騰の背景(マネー投機のインパクト;サブプライム・ローンと食料市場;主食意外に使われる穀物;飼料として消費される穀物;輸送用燃料の原料とされる穀物;トウモロコシ輸出大国である米国の変節;輸入バイオ燃料の時代へ;脅かされる食料生産基盤―食料生産と水問題)
2 食肉とバイオ燃料が環境と健康に与える影響(飼料生産の環境影響;大規模・集中化が進む家畜産業;不健康な家畜と不健康な現代人;バイオ燃料のためのトウモロコシ生産拡大がもたらしたもの;農地を広げてバイオ燃料そつくれば、温室効果ガスの排出は増える;バイオ燃料では解決できない)
3 なぜ飢餓がなくならないのか(下がらない食料価格;なぜ貧しい国々に食糧が行き渡らないのか;債務問題がもたらした商品作物生産の拡大;最貧国が主要食品を自給できなくなった訳;米国とEUではなぜ農業に巨額の補助金は出るのか)
4 日本の食糧事情と、その背景(最貧国から食糧を奪う日本;先進国が支配する食料貿易;米国の対日食料戦略;農業基本法と農産物貿易自由化;私たちの食生活に見る対米依存;日本の食肉・油脂消費のフットプリント)
5 私たちの食生活を見直す(近代農業のグローバル化;中食・外食および加工食品の問題;現代のフードシステムの裏側で;私たちの分け前;完全自給食メニューから分かること;真に豊かで健康な食生活とは;地域の農業を支える;今の経済システムや価値観を離れる必要)
著者等紹介
佐久間智子[サクマトモコ]
アジア太平洋資料センター理事。1996年~2001年、市民フォーラム2001事務局長。現在、女子栄養大学非常勤講師、明治学院大学国際平和研究所研究員などを務める。経済のグローバル化の社会・開発影響に関する調査・研究および発言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 昭59 不動産六法