出版社内容情報
近年の食の安全・安心を損なう事件はなぜ起きたのか、それはどうすれば防ぐことが出来るのかを考えた。
Ⅰ 食をめぐる不安と食の安全・安心
Ⅱ 汚染米=事故米問題はなぜ起きたか
Ⅲ メラミン汚染の背景と実態
Ⅳ 安全・安心を取り戻すためには
Ⅴ そのために私たちが出来ること 3つの決別
おわりに
はじめに
目次
1 食をめぐる不安と食の安全・安心(安全性をめぐる不安;食料供給をめぐる不安;食品の品質をめぐる不安;食べ方をめぐる不安;食と健康をめぐる不安)
2 汚染米=事故米問題はなぜ起きたか(「米余り」とMA米汚染米事件が起きる背景;汚染米流用を可能にした規制緩和政策;安全より輸入米の売却を急ぐ農水省)
3 メラミン汚染の背景と実態(メラミン入りの食品;メラミンはなぜ混入されたか)
4 安全・安心を取り戻すためには(安全な国産の米や青果物・畜産物を安定的に供給すること;過度に輸入に依存する政策を止めること;輸入食品の安全を確保するための条件整備をすること)
5 そのために私たちが出来ること3つの決別(アメリカ食との決別;フード・ファディズムとの決別;「安ければいい」との決別)
著者等紹介
滝澤昭義[タキザワアキヨシ]
1935年生まれ。山形県米沢市出身。北海道大学大学院農学研究科中退。農学博士。新潟短期大学教授、新潟産業大学教授、豪・クイーンズランド大学客員教授、明治大学農学部教授などを歴任、現在NPO法人食農研センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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