筑波書房ブックレット
有機農業と米づくり―自然の循環機能を活かした有機稲作

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  • サイズ A5判/ページ数 78p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784811902593
  • NDC分類 616.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

農薬を大量に使わされてきた技術的問題を摘出し、負の影響をもたらしてきた技術のあり方を問い直した。そして無農薬・有機稲作がそれをどのように乗り越えたか解説。世界に冠たる環境共生型・循環型農業の先進国として再生するための政策的課題を提案。

1.暗礁に乗り上げた近代稲作技術と環境保全型稲作 
2.環境保全型稲作から環境創造型稲作へ 
3.新たな政策展開を求めて

内容説明

本書では、農薬がなければ安定した収量は確保できないと言われ化学肥料や農薬を大量に使わされてきた技術的問題を摘出した。そして環境を無視した大規模な基盤整備によって、土壌微生物への悪影響はもちろん、それに連なる水田内外の環境を破壊し、間接的にわれわれに大きな負の影響をもたらしてきた技術のあり方を問い直した。

目次

1 暗礁に乗り上げた近代稲作技術と環境保全型稲作(田植機稲作の普及と矛盾の表面化;農産物の栄養的価値の低下と多面的機能の喪失;有機農業運動の発足と環境保全型稲作の発展 ほか)
2 環境保全型稲作から環境創造型稲作へ―慣行栽培を超える有機稲作(栽培理論の革新―病虫害の発生しない健康なイネづくりのための栽培理論;有機稲作における個別技術の革新;水田の多面的機能と生物多様性を支える環境創造型稲作の誕生)
3 新たな政策展開を求めて(WTO農業交渉と「米政策改革大綱」の限界;環境保全型稲作の普及拡大に向けた生産調整の提案;産地づくりビジョンから地域づくりビジョン策定へ ほか)

著者等紹介

稲葉光国[イナバミツクニ]
1944年栃木県河内郡上三川町生まれ。東京教育大学農学研究科修士課程(農村経済学専攻)修了。1969年より栃木県立栃木農業高校、1971年真岡農業高校勤務。2001年退職。現在は、NPO法人民間稲作研究所代表。「環境創造型有機稲作」の普及に取り組んでいる
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