出版社内容情報
われわれの生活に直結する日本農業がWTOといかなる関係にあるかを明らかにする。
1.ガットからWTOへ
ガットの時代/ウルグアイ・ラウンドの背景
UR農業交渉/転機としての1986年
2.UR(ウルグアイ・ラウンド)農業合意とWTO農業協定
UR農業合意/日本の約束
3.WTO体制下の日本の農政
先進国農政「改革」/食管法から食糧法へ
新基本法の制定/新基本法農政の展開/戦後農政の総決算
米政策改革/株式会社の農地取得/農協の経済事業「改革」
4.日本の農業・食料問題
縮小再生に追い込まれる日本農業/農家の動向
失速する規模拡大/農地流動化か耕作放棄か
食の安全性問題のグローバル化/恐るべき日本の検疫体制
BSE問題
5.WTO農業交渉とFTA
新ラウンドと日本提案/シアトルからカンクンへ
WTOからFTAへ/新たな農業バッシング
FTAの問題点と展望
6.日本農業の再構築
多様な農業の共存と食料主権/価格政策を基本に
地域から農業・食料を守る/地域ぐるみの農業振興に向けて
内容説明
本書は、われわれの生活と直結する日本農業が、WTOといかなる関係にあるのかを明らかにするものである。
目次
1 ガットからWTOへ
2 UR農業合意とWTO農業協定
3 WTO体制下の日本の農政
4 日本の農業・食料問題
5 WTO農業交渉とFTA
6 日本農業の再構築
著者等紹介
田代洋一[タシロヨウイチ]
1943年千葉県生まれ。1966年東京教育大学文学部卒業。農水省、横浜国立大学経済学部を経て、現在は同大学院国際社会科学研究科教授。博士(経済学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。