出版社内容情報
環境を保全し持続的農業を展望することで、地域農業の振興をめざす。各地の取り組み事例をあげ、農協、行政、各農家の役割、これからの展開方向を示唆する。今後の農業を考えるうえで役にたつ。
第1部 環境保全と地域農業の発展
第1章 環境保全と地域農業対策
第2章 地域農業の持続的展開と環境保全
第3章 OECDの農業環境指標と地域農業
第2部 有機物リサイクルの現状と方向
第4章 家畜ふん堆肥リサイクルの現状と方向
第5章 汚泥肥料の流通と販売
第3部 環境保全型農業の取組み事例
第6章 自然を活かした合理的輪作の確立-神奈川県・三浦市農協-
第7章 農協部会による組織的な有機栽培-千葉県・JA山武-
第4部 近郊農業地域の農業
第8章 近郊農業地帯の特色と物質循環
第9章 近郊農業とファーマーズマーケット
第5部 土地利用型農業の経営改善
第10章 持続的農業の経営確立
第11章 土地利用型農業の経営改善
第12章 地域の農地と兼業農家を守る集団経営-長野県穂高町H農業生産組合-
第6部 持続的畜産経営の展開と経営の方向
第13章 持続可能な畜産の展開方向と経営的課題
第14章 近郊畜産の展開と経営改善-一研究者の歩みと重ねて-
全国農業協同組合連合会・営農技術主管の著者は、全国の営農技術の事例を把握し、特に持続的な環境保全型農業の確立をめざして、本書をまとめた。
『月間JA』11月号、全国農業新聞(10・30)など書評で取り上げられ話題となる。「本書では農業生産基盤全体や地域の自然生態系を含めた幅広いとらえ方がされており、また、実践事例も数多く引用されていて、今後の取り組みにあたって、わかりやすく、非常に参考になる。」(書評より)
内容説明
本書は、環境保全を軸とした地域農業の振興を課題に、その構築に向けてどのように取り組んだらよいか、各地の実践事例に学んで検討するものである。
目次
第1部 環境保全と地域農業の発展(環境保全と地域農業対策;地域農業の持続的展開と環境保全;OECDの農業環境指標と地域農業)
第2部 有機物リサイクルの現状と方向(家畜ふん堆肥リサイクルの現状と方向;汚泥肥料の流通と販売)
第3部 環境保全型農業の取組み事例(自然を活かした合理的輪作の確立―神奈川県・三浦市農協;農協部会による組織的な有機栽培―千葉県・JA山武)
第4部 近郊農業地域の農業(近郊農業地帯の特色と物質循環;近郊農業とファーマーズマーケット)
第5部 土地利用型農業の経営改善(持続的農業の経営確立;土地利用型農業の経営改善;地域の農地と兼業農家を守る集団経営―長野県穂高町H農業生産組合)
第6部 持続的畜産経営の展開と経営の方向(持続可能な畜産の展開方向と経営的課題;近郊畜産の展開と経営改善―一研究者の歩みと重ねて)