出版社内容情報
ウルグアイ・ラウンドの締結、ＷＴＯ体制の発足以来、世界の農産物貿易は急激に拡大している。このような農業市場の国際的展開のなかで、日本の内外にわたる農業市場がどう展開するのかを実証的な調査・研究を通して理論的・体系的に示す。
まえがき
I 農業市場の現局面
第１章 ＷＴＯ体制下の現代農業と輸出戦略－アメリカ農業を中心として（村田武）
第２章 農業市場をめぐる食糧問題（宮村光重）
第３章 農業市場問題と国家独占資本主義（三島徳三）
II 世界農産物市場の展開
第１章 穀物需給の動向と問題点（早川治）
第２章 国際乳製品市場と酪農主要国の生産構造（小林康平）
第３章 わが国の畜産物価格政策の課題（甲斐諭）
第４章 インテグレーションの複合企業化とグローバル化（杉山道雄）
第５章 畜産物産地銘柄の保護規制策（吉田忠）
第６章 中国大都市の青果物供給体制（澤田進一、兪菊生）
III 食品産業の市場と協同組合
第１章 食品産業の展開構造（深谷志成）
第２章 青果物卸売市場の今日的特徴と課題（細川允史）
第３章 食肉卸売市場をめぐる諸問題と展開方向（安部新一）
第４章 地域総合産直の現状と課題（大木茂）
第５章 ＩＣＡ新原則と協同組合間提携（白石正彦）
内容説明
本書は、農業市場の国際展開の諸局面を体系的に取り上げようとしている。
目次
１ 農業市場の現局面（ＷＴＯ体制下の現代農業と輸出戦略―アメリカ農業を中心として；農業市場をめぐる食糧問題；農業市場問題と国家独占資本主義 ほか）
２ 世界農産物市場の展開（穀物需給の動向と問題点；国際乳製品市場と酪農主要国の生産構造；わが国の畜産物価格政策の課題 ほか）
３ 食品産業の市場と協同組合（食品産業の展開構造；青果物卸売市場の今日的特徴と課題；食肉卸売市場をめぐる諸問題と展開方向 ほか）
