内容説明
街と人を100年守った放水路は、どのようにつくられたのか?
目次
1 荒川の歴史
2 明治末期の大洪水
3 荒川放水路開削が決まるまで
4 用地買収から立ちのきへ
5 工事と人びとのくらし
6 荒川放水路と青山士氏
7 荒川放水路ができあがる
8 荒川放水路とあゆむ
補章 絹田幸恵さんのことと、その後の荒川放水路
著者等紹介
絹田幸恵[キヌタユキエ] 
1930年、朝鮮に生まれる。家族は2歳のときに岡山県に帰郷。1950年岡山大学教育学部を卒業、小学校教員となる。1957年上京、東京・足立区で教員となる。1972年ごろから、地域を歩いて住民の話を聞き、工事事務所などをたずね、荒川放水路の歴史を授業にしてきた。1982年、「関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し慰霊する会」(のちの市民グループ「ほうせんか」)を発足し、代表に就任。1988年に教員を退職後、これまでの調査をまとめ、『荒川放水路物語』(1990年、新草出版)として出版。本作により平成3年土木学会・出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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