教育と少年司法を結んだ先にあるもの―子どもへの「寛容」を求めて

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教育と少年司法を結んだ先にあるもの―子どもへの「寛容」を求めて

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784811808673
  • NDC分類 373.2
  • Cコード C0032

内容説明

回り道をしながら育つことが困難な時代に、司法は子どもの権利にどうかかわっていくのか。教育は多様性の受容と包摂をどう実現していくのか。子どもの権利救済の現場からの考察。

目次

1 子どもの人権の課題と子どもの権利条約がめざす救済の地平(子どもの権利に関する基本的な考え方;子どもの権利条約の意義と構造;子どもの権利条約をどう受けとめるか;裁判例のなかに子どもの権利条約を読む;政府報告書の「教育」の分野をどう受けとめるか;子どもに対する暴力の絶対的で全面的な禁止の実現に向けて;子どもの意見表明権と表現の自由に関する一考察)
2 子どもの権利救済の具体相と司法と課題(司法と子どもの権利・人権研究の課題;障害のある子の死亡による損害をめぐる平等と公正について;法令と条例のいう「能力に応じ」とは;北の国での山崎恵さんと学生たちとの出会い)
3 少年司法の変容とおとな・社会との相剋(少年法「改正」前夜の一断面をめぐって;子どもの権利の歴史と“今”―子どもたちの未来のために;少年事件報道のあり方をめぐって;親が受容できない子どもとの共存の途;加害者の心を癒すということ)
4 子どもたちの多様性の受容と包摂をめざして(「子どもという存在」の不可思議さ;「無国籍児」の救済と子どもの国籍取得の権利;外国にルーツをもつ子どもの日本社会への受け入れの緊要性と課題;医療的ケアを要する子どもの就学実現へのサポート;学校における「子どもの死」(「指導死」と「事故死」)について
「寛容」についての問いなおし)

著者等紹介

中川明[ナカガワアキラ]
1941年、新潟県佐渡生まれ。京都大学法学部卒業、同大学院修士課程(法理学専攻)修了(1968年)。2004年‐2012年、明治学院大学大学院法務職研究科教授。弁護士として「麹町中・内申書裁判」「自衛官合祀拒否訴訟」「日曜日授業参観訴訟」「イジメ自殺『作文』開示訴訟」「ピースリボン裁判」「『もの言える自由』裁判」「国籍確認訴訟」等に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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katoyann

17
麹町中内申書裁判の原告側弁護士を務め、子どもの権利条約の批准にも携わった弁護士による論稿を編集し、まとめた本。本書に通底するのは、権力に相対する個の思想・良心の自由の法的保障にある。その事例としての内申書裁判は、生徒が政治活動を行ったという理由で内申書を不当に下げられたという問題が争われた。子どもの成長過程における、大人からは過激に見られるような行動も、大人に成長していく上で必要なプロセスであり、また学校もそのことで偏った評価をしてはいけないという判断には、権利の核となる寛容の精神の重要性が確認できる。2024/12/29

てくてく

5
3冊目の著作集。タイトルにある「寛容」がキーワードとなっており、子どもに関する法律問題などについての論考や講演集がまとめられている。少年の推知報道、無国籍児、学校における「子どもの死」に関する文章が特に参考になった。2024/06/12

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