出版社内容情報
ロマン 優光[ロマン ユウコウ]
著・文・その他
内容説明
異常な人は、そんなにいない。当事者研究的オタク論にして新時代の人間関係論。
目次
1章 アイドルとの出会いかた(地下アイドルオタクの敷居は低い;オタクはどうやって地下にたどりつくのか ほか)
2章 オタク同士のつきあいかた(地下アイドル現場のリアル;オタク社会の行動原理 ほか)
3章 アイドルとの触れあいかた(「接触」のリアル;接触を楽しめないオタクたち ほか)
4章 アイドルのつくりかた(運営になるオタクたち;運営とオタ活の両立は可能か ほか)
5章 アイドルとの離れかた(オタクの他界、アイドルとの別れ;コロナ禍があぶり出したオタクの業 ほか)
著者等紹介
ロマン優光[ロマン・ユウコウ]
1972年、高知県生まれ。ソロパンクユニット「プンクボイ」で音楽デビューしたのち、友人であった掟ポルシェとともに、ニューウェイヴバンド「ロマンポルシェ。」を結成。ディレイ担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みじんこ
6
地下アイドル現場の実像について著者の経験をもとに書かれており、実際に現場に行っていた私にはあるあると感じる話も多く、よく知らないという人はイメージが変わる面もあるかもしれない。「近距離で身体的な表現を生で観る」ことが「精神にダイレクトな衝撃を与える」というのは、私も感じる地下現場の魅力の一つを明確に言語化してくれたと思う。グループがメジャーになる成功体験を求めて、という理由で来る人もいるそうで、私とは考え方が違うなと思わされる話も多々あり、多様性がある。そんな多様な人々が集まり構成される社会は実に面白い。2023/06/04