保護者はなぜ「いじめ」から遠ざけられるのか

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保護者はなぜ「いじめ」から遠ざけられるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 182p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784811808215
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0037

出版社内容情報

学校のいじめ調査・対策とは?保護者が知りたいことを教えてくれない理由は?現役教員が親からは見えない学校の内側を明らかにする。クラスの惨状をどれだけ訴えても、原因を探ることもなく、動かない。個人情報をタテに何も教えてくれず、紋切り型の回答がくり返される。保護者は何もわからず、何の解決もしないまま、子どもに「いじめ撲滅宣言」をつくらせて幕引きとされる─。



なぜこうなってしまうのか。



30年以上にわたり小中学校の現場に立つ現役教員が、親からは見えない学校の内側を、いま明らかにする。

第I部◎親からは見えない学校の内側

1.学校の「いじめ調査」と「いじめ指導」とは

2.方針を決めているのはだれか

3.子どもは学校でどう過ごしているのか



第II部◎"寝耳に水"から始まる親の苦悩

1.「学校はいいことしか言わない」……学校に二か月通いつめた母親

2.保護者同席の話し合い……いじめた側といじめられた側

3.何が親子を追いつめたのか……"問題児"とその親



第III部◎"かやの外"からの脱却

1.これからの「いじめ認識」と「いじめ対応」

2.突破口としての保護者参加

3.学校側がすべきこと

4.子ども自身が解決すること

平墳 雅弘[ヒラツカ マサヒロ]
1956年、岐阜県大垣市生まれ。小学校に13年間、中学校に24年間勤務。現在、岐阜県内の公立小学校教諭。専門は美術。
ポーランドの教育者・コルチャックによる「仲間裁判」に着想を得た、子ども自身で問題を解決する仕組みとして「子ども裁判」を考案・実践し、いじめや不登校をはじめとするさまざまな問題に向きあってきた。2003年、第35回中日教育賞受賞。2010年、国際コルチャック会議で「子ども裁判」の実践を発表。
著書に『日本初「子ども裁判」の実践』(国土社)、『生徒が生徒を指導するシステム』(学陽書房)、『子どもが解決! クラスのもめごと』(太郎次郎社エディタス)がある。

内容説明

学校のいじめ調査・対策とは何か。なぜ紋切り型の記者会見がくり返され、保護者が知りたいことは霧の中に残されるのか。

目次

第1部 親からは見えない学校の内側(学校の「いじめ調査」と「いじめ指導」とは;方針を決めているのはだれか;子どもは学校でどう過ごしているのか)
第2部 “寝耳に水”から始まる親の苦悩(「学校はいいことしか言わない」―学校に二か月通いつめた母親;保護者同席の話し合い―いじめた側といじめられた側;何が親子を追いつめたのか―“問題児”とその親)
第3部 “かやの外”からの脱却(これからの「いじめ認識」と「いじめ対応」;突破口としての保護者参加;学校側がすべきこと;子ども自身が解決すること)

著者等紹介

平墳雅弘[ヒラツカマサヒロ]
1956年、岐阜県大垣市生まれ。小学校に13年間、中学校に24年間勤務。現在、岐阜県内の公立小学校教諭。専門は美術。ポーランドの教育者・コルチャックの「仲間裁判」に着想を得た、子ども自身による問題解決の仕組みとして「子ども裁判」を考案・実践し、いじめや不登校をはじめとするさまざまな問題に向きあってきた。2003年、第35回中日教育賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てくてく

6
学校で「いじめ撲滅宣言」を子どもにさせてもいじめ撲滅につながるとは限らない。学校は問題が無いとすることが前提なので問題が発生したとしてもいちいち保護者に語るとは限らない。いじめが発覚したとしても、学校ではその原因究明を行うシステムにはなっていないなどの問題を明らかにした後で、保護者が学校にもっとかかわっていくべきではないかという視点で、教員としての自身の実践例を紹介している。親の目がもっと学校に注がれること、学校にまかせっきりにしないことの大事さというのは理解できた。2017/04/15

海戸 波斗

0
お口チャックで壁ぴったん。指導者に従順で扱いやすい子がおりこうさんで。従順でない子供は指導者の指導力を問われるので目の敵にされるってありがちじゃん、おうちの方がしつけてないからって、ここは集団生活ですからって言い逃ればかり、さあ、いい加減おのれの低能を認めろよ。で、結局解決策は何だったんだろう?よくわからないが、その子供は大人になりました。で終わってる感じ。歴史は繰り返す、文章にしてくれてありがとう。2017/09/23

海戸 波斗

0
専門が美術の小学校教諭。クラスでいじめが起きても、担任は校長の指導に従ったと言い、校長は教育委員会に従ったと言い、教育委員会は文科省の指導に従ったという。さらに、文科省は有識者の意見に従ったというだろう。有識者会議は合議制をとってるから、「みんなで、話し合いました」と言えばいい。結局は責任をとる者が消える。しかし、誰かが責任をとらねば世間が黙っていない。いじめの現場に一番近いところにいるのは担任だ。これまで、担任の責任を問われたことはあっても、有識者会議のメンバーは誰一人として責任に問われたことはない。2017/08/29

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